2016年06月28日

原子炉時限爆弾

2010年の本。

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 正直なところ、2010年に本屋でみたときには買おうかどうかためらった。確かに、リーマンショックやらなにやら様々な懸念はそのときあったとしても。。そこまでの買う動機はそのときはなかったとも思える。でも、買って読んでいた。

 それで、まあ本を買って。。ははあ。。東海が厳しいのか。。浜岡懸念か、と反対側に「水でも確保しておくか」と山小屋を買ったんだが、逆手になってしまった。それは致し方ないというより。。
 
 2011年にそんなことが起きるともおもえなかった。

 この本は2010年の夏にでている。その次の年の3月に「大爆発」が起きていて、内容を整頓する暇さえなかった。

 今みると、今の懸念。。「事故」「地震」「放射線」「情報」。。すべて書かれている。みておかなければいけなかった本の一つのはずで、それは現状は特に大きな指摘がある。

 そのとき、本の端を折りたたんで印をつけながら読んでいたらしい。

 P69
 「実はこの最終原稿を書いている最中の2010年6月17日に、東京電力の福島第一原子力発電所二号機で、電源喪失事故が起こり、あわやメルトダウンに突入かという重大事故が発生したのだ。
 
 日本のマスコミは、20年前であれば、すべての新聞とテレビが大々的に報道しただろうが、この時は南アフリカのワールドカップ一色で、報道人として国民を守る責務を放棄して、この深刻な事故についてほとんど無報道だった。」

 。。。2010年?電源喪失事故?2011年ではなく?

 「ショックを受けた東京電力がくわしい経過を隠し、それを追求すべきメディアもないとは実におそろしい時代になった。」

 これが最大の懸念になってしまった。まあ期待どころか、アキラメている。同じ頃だろう。2009年だったか2010年だったか。。雑誌でどんな大々的なキャンペーンやってたか。。残ってる。もっともそれも含めて、誌面構成だとしたら、その出版のそれは必死のものだったのかもしれないが。。

 さすがにそこまでは読めない。そんな難しいシナリオは、楽しくはない。

 「そもそもは、外部から発電所に送る電気系統が四つとも切れてしまったことが原因であった。勿論、発電機も原子炉も緊急停止したが、原子炉内部の沸騰が激しく続いて、内部の水がみるみる減っていき、ぎりぎりで炉心溶融を免れたのだ。」

 2010年の夏の記述です。2011年の話ではない。柳田邦男の「恐怖の2時間18分」を出さなくてもこの恐怖は伝わるだろうと思う。もしかしたら慣れたろうか?

 「おろそしいことに、この発端となった完全電源喪失の原因さえ特定できないのである。〜」

 。。。怖ろしい。。

 「いずれにしろ、事故当日には地震が起こっていないのに、このような重大事故が起こったのだから大地震がくればどうなるか。」

 。。。現況です。2011年の大爆発から現況。。さらにスリーマイル、チェルノブイリ、ハンフォードの例を挙げるまでもなく、少なくとも50年は事故処理が終わることがない。

 スリーマイルのように、5年後に、燃料をみつけ、長大な12mのリモコン棒で何人もで一片一片取り出し、その後その燃料の処理をし、雑誌「化学」に「30年後?そんなこと誰にもわからないよ」とその一流の化学者が言っていた。その事故規模でさえも50年でも終わらない。。is hereという記事を目にしたのは昨今だ。。

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スリーマイルでのリモコンによる取り出し。。原子炉の上で行なっている。

 それが燃料の在りかもわからない、燃料の量も比較にならないほど多量。。いったい。。どのように計量できんだろう、というのが今回の事故だが。。。

 いったい。。これほどの指摘を無視し。。そのとき原因を特定していれば、「ひょっとしたら防げた可能性がある事故が2011年のものだったのではないか。。」と思わざるをえないんである。

 上の記述だけでも価値の高いというレベルではなく。。みておかないと、その後の情報の混乱と隠蔽に。。まあもうそのへんはアキラメテいるので、いささかそれ以上書くことはない。
 
 この本に気がついておられない心ある。。。慚愧の心ある方々は、必ずみておくべき本の一つです。

原子炉時限爆弾
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広瀬 隆
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 30年前のチェルノブイリの事故の汚染では。。ヨーロッパにホットスポットがギリシャまで点在し、ユーラシア大陸をまたいで汚染があったことは。。既知だが。。

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 ローレンスリバモア研究所の1992年の検討を「チェルノブイリの被害の全貌」から引用している。

 同様の検討をPNASにみることができたはずだが。。それ。。

 まあいいや。。。見た方だけ。。

 活性炭マスク
 http://bunken.sblo.jp/article/169906000.html
 
 活性炭+ゼオライト
 http://bunken.sblo.jp/article/169714456.html

 炭シャンプー
 http://bunken.sblo.jp/article/165502489.html

 水と空気
 http://bunken.sblo.jp/article/165504540.html

 せめて外側は、水と空気と食は整えられたし。最低限の対策でしかないが。。
 
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 鳥がね。。倒れてたんだよ。鳥は、防げない。かわいそうだ。せめて、

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 外に対策したつもりだったが。。追いつかない。
 
 
 

 

 

 
posted by mon at 13:05| Comment(0) | 日記
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